アウトドアのサバイバル術

天候を知る

 

 

サバイバルにおいては、事前に天候が分かれば行動がとりやすくなります。自然の現象を観察することで、ある程度の天候の予測をすることが出来るのです。

 

 

例えば、夕焼けの翌日は晴れるということはよく知られています。逆に、朝焼けの場合は雨の降る可能性が高くなります。また、太陽や月に笠がかかっている場合には雨になる傾向が強いです。

 

 

天候の予測をするには、空を見上げてその雲の状態を観察すると、かなりの情報が得られるようになります。空にわた雲が広がっている場合には、当分安定した好天候が続きます。

 

 

しかし、羊の群れのような雲が出ている場合は、天気は下り坂となります。すじ雲が出ている場合も同様に、次第に天気は下り坂となっていきます。そして翌日には雨となる場合が多くなります。

 

 

笠雲が出ている場合も、翌日は雨になります。笠雲とは、山の頂上にかかる笠状の雲であり、独立した峰などによく見られるものです。入道雲は夕立の前ぶれです。これは一般的にもよく知られていることです。夕立には雷をともなう場合もあるので注意しましょう。

 

 

うろこ雲が出ている場合も、およそ半日後には雨になります。一方、レンズ雲は強風の前ぶれとされています。山の頂上に凸レンズ状の雲がかかると、数時間後には強風となるのです。また、夜に星がキラキラとしている場合も、翌日は強風の可能性があります。星の光を瞬かせている上空の強風が、次の日には地表を吹くようになるからです。