アウトドアのサバイバル術

方位を知る

 

 

方位を知るということは、サバイバルにとって重要な要素となります。特にコンパスなどの方位を調べる道具を所持していない場合に、違う方法で方位を知ることが出来ればきっと役に立つはずです。

 

 

例えば、針式の時計があれば、それと太陽の位置から方位を知ることが可能になります。自分が北半球にいる場合は、時計の文字盤を水平に持って短針の先を太陽に向けます。この状態で、短針と文字盤の12時の中間が、ほぼ南の方向を指すことになります。

 

 

自分が南半球にいる場合も、同じように時計の文字盤を水平に持って文字盤の12時の方向を太陽に向けます。この状態で文字盤の12時と短針の中間が、今度はほぼ北の方角を指すことになります。

 

 

太陽の高度が高い場合は、棒を垂直に立てて、その影を見ながら太陽の位置を確かめると分かりやすくなります。

 

 

山の中などでは、木などの自然物をよく観察することで、大まかな方位を知ることができます。木の切り株があれば、それを観察して木の年輪の幅がせまい方が北の方向となります。また、木の周囲をぐるりと回ってみて、その枝振りが少ない方が北の方向になります。

 

 

木の葉の場合は、葉が大きく成長し、多くの葉が向いている方向が南の方向となります。木だけではなく、コケを観察することでもおおよその方角を知ることが出来ます。木や石の下を見て、コケがたくさん生息している方が北の方向となります。