アウトドアのサバイバル術

水の確保

 

 

水を確保するということは、サバイバルにおいては最重要課題といえるかも知れません。飲料水を作り出す方法を知っていれば、非常に心強いものです。泥水や濁った水などを飲料水に変えるには、簡易的な浄水装置を作って利用する方法があります。

 

 

先ず、底を切り取ったペットボトルをさかさまにして吊るします。そのペットボトルの中に、小石、木炭もしくは焚き火の燃え残り、砂か小砂利、丸めたバンダナという順番で入れます。すなわち、一番下が小石で、バンダナが一番上にきます。

 

 

ペットボトルのフタに小さな穴をあけます。そこに濁った水を入れます。そして、フタの穴から落ちてくる水を容器などに溜めます。溜まった水は、およそ10分間煮沸して飲み水にします。

 

 

また、雪があれば簡単に飲み水にすることができます。鍋の中に雪の塊を入れて沸かすだけで飲み水になります。この場合も煮沸を10分くらいするのを忘れないようにしましょう。

 

 

雨水を効率よく集めるには、防水布やシートを斜めに張り、おもりに石を一つ載せます。おもりのすぐ近くに、水をためる容器を置きます。泥がはね返らないように、容器の周りには小石を敷いておくと良いでしょう。

 

 

この他、植物から水を得る方法もあります。青竹の先端を大きく曲げ先端を切り、その下に容器を置いておきます。そのまま一晩経つと夜の間に滴り落ちた真水が溜まります。また、青々とした草をビニール袋に入れて太陽光の下に置いておくと、袋の底に草から蒸発した水分が溜まります。